ブログ一覧


特殊清掃現場で虫が発生する理由とは?作業方法や悪化を防ぐ対処法も

特殊清掃中の建物

 

孤独死などが起きた特殊清掃の現場では、虫が大量発生していることが多いため、まずは害虫駆除が行われます。

 

この記事では、特殊清掃の現場で虫が発生する理由や、虫が発生した現場の清掃方法、虫被害を拡大させないための対策についてご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

特殊清掃の現場で虫が発生する理由

まず、孤独死が発生した現場で虫が発生する理由についてご紹介します。

ハエはほんの少しの隙間からでも侵入する

家を締め切っている状態でなぜ虫が発生するのかと疑問に感じる方もいると思いますが、ハエはほんの少しの隙間からでも侵入するため、一般的な住宅であれば孤独死の現場にハエやウジ虫が発生するのは珍しいことではありません。

 

キッチンの窓を開けていなくてもコバエがどこからかわいてしまうのと同じように、孤独死の現場でも虫は発生してしまうのです。

ハエが遺体に卵を産み付けることでウジ虫が発生する

ハエは、動物の死体などに産卵し、孵化したウジ虫は2週間程度で成虫になります。1回の産卵で産み付ける卵の数も多く、成長スピードも速いため、短期間で大量発生してしまうのです。

 

ちなみに孤独死が発見されるまでにかかる日数は2週間以上なので、多くの特殊清掃現場では害虫駆除が必要になります

 

ハエは体液を付着させて移動するため汚染が広がりやすく、適切な対応を行わなければ部屋の状況がどんどん悪化してしまいます。

虫が発生した現場の特殊清掃方法

次に、ハエやウジ虫が大量発生した現場の特殊清掃方法についてご紹介します。

現場を締め切った状態で作業する

特殊清掃の現場では、害虫だけでなく遺体からの死臭による悪臭被害にも配慮する必要があるため、窓やドアを締め切った状態で作業するのが基本です。

虫の駆除方法

まず飛んでいるハエに殺虫剤を噴霧し、ウジ虫には直接塩素などの薬剤を吹きかけて駆除します。その後、掃除機などで虫の死骸を回収すれば、大まかな駆除は完了です。

 

大量発生している現場ではこの工程ですべてを駆除することが難しいケースもありますが、まず大まかな駆除を行うことでその後の作業がスムーズに進みます。

通常の特殊清掃との違い

虫が発生している場合は、まず一番最初に害虫駆除を行います。虫が発生していない現場では、まず感染症対策を兼ねて除菌作業を行います。

 

その後に汚染物の処理を行い、清掃を行ってから必要に応じてクロスや床の張り替え、消臭・除菌作業をします。

特殊清掃現場で虫被害を拡大させないための対策

次に、特殊清掃現場で虫被害を拡大させないための対策についてご紹介します。

できるだけ早く対処する

虫の被害を拡大させないためには、とにかく早期に対処することが大切です。先述の通り、ハエは産卵から成虫になるまでのスピードが速いため、あっという間に大量発生してしまいます。

 

そして放置している時間が長くなればなるほど増殖してしまいます。被害を広げないためにはとにかく早く特殊清掃を依頼し、一刻も早く駆除することが大切です。

食品や生ごみにも要注意

ハエやウジ虫は、遺体だけでなく腐った食品からも発生します

 

通常遺品整理は特殊清掃の後に行われますが、もし冷蔵庫やゴミ箱などに食品や生ごみが入っているようであれば放置せず、先に処分することをおすすめします。特に虫が活動的になっている暖かい時期は要注意です。

虫被害を広げないためにも早めの対応が大切

特殊清掃の現場のほとんどでは、ハエやウジ虫が発生してしまいます。害虫の死骸や糞からウィルスや細菌が媒介するなど、健康被害の原因となるため、早めの駆除が大切です。

 

また、近隣の住宅などに被害が広がる可能性もあるため、周辺に配慮しながら適切に処置しなければなりません。被害を広げないためにも、早い段階で専門の特殊清掃業者に依頼しましょう。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2022 名古屋特殊清掃サービス株式会社. All rights Reserved.